2016/05/12

河原母子草

「老いて尚なつかしき名の 母子草(高浜虚子)」


河原母子草

















先日毟ったはずの母子草が、
この雨で生き生きと立ち上がってきました。
黄色の頭をすっくともたげた逞しい様に、ただただ見とれてしまいます。

花言葉は「無償の愛」
名前の由来のひとつには、葉や茎が白い綿毛をかぶっている様子が
母親が子を包みこむように見えたことから
母子草(ハハコグサ)の名がついたという説があります。

若苗は綿毛におおわれ、冬から早春に地面にはりつくように生えています。
畑地、原野、道端などどんな土地でもどんな様でも生きていく。


日本のいたるところ、人里の道ばたに生息する黄色い小さな粒上の花は
阿蘇山の噴煙の麓にも、変わらず咲いているのでしょうか。

地震から一か月になろうとしています。
一日も早く日常の暮らしが取り戻せますよう心からお祈りしております。