「我が宿の冬木の上に降る雪を 梅の花かとうち見つるかも(万葉集)」
とんだ新年のスタートになってしまいました。
みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
このところの陽気でようやく土肌を見せるようになりました。
あー、あったかいって嬉しい!
そういえば昨年末に面白い物を見つけました。
早朝、いつものように庭先を歩いていると何だかこんもりと土が盛ったようになっています。
いつもは見かけないので、不思議に思って何気なく土を平らに慣らそうとしたところ、中から大きなおおきな立派な柿が出てきて、もうほんとうにビックリ!
この柿は、通常では渋くて食べられないために、吊るして干し柿にしたり
そのまま熟するのを待って食べたりする確か「富士山」という種類で
どこをどう間違っても土の中には生らないはず・・・??
さては、夜中に山からの訪問客が密かに柿を埋めて行ったのかしらん・・・
タヌキ?キツネ?イノシシ?それともシカ?
シカやカモシカならコロコロ糞が落ちてるし・・・まさか、家のわんこ達じゃないよね!?
そこで思いだしたのがお伽噺「さるかに合戦」
ああ、そうだった。お猿さんは柿が大好きだった!!
ガッカリさせちゃいけないから、柿は元の場所に埋めておきました。
食べ物のない冬のためにとっておいたはずの大きな柿
ドカンと降った雪が埋めてしまってとりに来れなくなったのか
こうやって埋めたままお猿さんが忘れたのが、新しく芽を吹いて柿の木になるのかしら。