2011/12/20

「批判」を受けとめる

椿山荘:クリスタルチャペル
12月18日は今年最後のアサーティブ・ワークでした。
みなさん、さぞお疲れになったと思います。

今回は「批判」がテーマだったのですが、
初めての参加者が半数近くを占め、
みなさんの関心の高さが伺われました。

批判する場面、される場面では、
さまざまなコミュニケーション場面の中でも
多くの方が
ことのほか緊張感を持たれるのだろうと思います。



身近な人から指摘や批判を受けて
一日中スッキリしないという経験は誰でもあるかと思いますが

相手への感情というより、そのやりとりの中で、
自分の中に生じた「気持ち」を処理しきれなかったことへの心地悪さ・・・
つまり、自分の感情だけが、フリーズした状態で置き去りになるのです。

その時そのときの自分の気持ちを感じられること。
それを受けとめ表現できること、感じる自分を大切にすること。
まずは、そこからです。

たとえ自分にとって耳の痛くなるような批判や指摘であっても
自分への関心の現れ、期待や、もっと理解を深めたい
わかり合いたいという気持ちのあらわれだととらえることで、
対応は自ずと変わってくるのかもしれません。

また、家族や友人など親しい間柄では、自分の「認知の癖」が出やすい場でもあります。
相手は変えられないのだ、自分の対応スタイルを変えていけばいいのだと
頭ではわかっていても、なかなか自分を変えることができません。

長年のコミュニケーション・パターンや思いこみ、決めつけが
自分を身動きとれなくさせてしまいます。

でも、いままでは(なぜ、わかってくれないんだろう)と
相手のことばかり責めていた自分が
こうして、ワークに参加している・・・それ自体すごいことだと思いませんか。

また、ワークでは、他のメンバーが抱えているものが
思いがけない形で自分に跳ね返ってきたりして
辛い気持ちになられることもあるだろうと思います。

案外、それこそが自分が対峙していくべき課題の反映であったり、
そうしたワークでのさまざまな葛藤場面を通して
わたしたちは、多くのことを学ぶことができるでしょう。

だいじょうぶ、すこしずつやっていきましょう。


1月29日(日)午後1:30~4:40

また、お目にかかれるのを楽しみにしています。